ブロックチェーンとか

ブロックチェーンなどについて扱ってます

最近の仮想通貨・ブロックチェーンのニュースまとめ (2017/12/21)

最近の仮想通貨・ブロックチェーンのニュースまとめ

 

1.ガートナーの来年度の「10大技術トレンド」にブロックチェーン

2.ブロックチェーンが与えるインパクトについて

3.ブロックチェーンの今後のユースケースをまとめた「パターンブック」

 

 

1. ガートナーの来年度の「10大技術トレンド」にブロックチェーン

itpro.nikkeibp.co.jp

 

IT分野の調査を行っているガートナーによる来年度の10大技術トレンドにブロックチェーンもランクイン。

やはり、汎用性の高いAIの人気のほうが高いのですが、ブロックチェーンも技術の発展・利用が進みそうです。

 

ガートナー社の元記事はこちら。

 

ガートナー | プレス・リリース |ガートナー、2018年の戦略的テクノロジ・トレンドのトップ10を発表

 

ここのブロックチェーンの部分を引用すると

 

ブロックチェーン
ブロックチェーンは、デジタル通貨のインフラストラクチャから、デジタル・トランスフォーメーションのプラットフォームへと進化しつつあります。ブロックチェーン・テクノロジは、現在の一元化されたトランザクションおよび記録管理のメカニズムからの急転換を促し、既存の企業とスタートアップ企業の両方に、破壊的なデジタル・ビジネスの基盤を提供します。ブロックチェーンは、そもそもは金融サービス業界を中心にハイプが巻き起こったものでしたが、行政や医療、製造、メディア配信、身元確認、土地登記、サプライチェーンといった多くの分野に適用できる可能性があります。ブロックチェーンは長期にわたって有望なテクノロジであり、間違いなく破壊的な変革をもたらすと考えられますが、今はまだ現実が可能性に追いついていない状態で、大半の関連テクノロジは今後2~3年間は成熟しないでしょう。

 

間違いなく破壊的な変革をもたらすが、まだまだ時間がかかりそう、との見解のようです。

私としては、ビットコインの影響もありもっと早いのでは?とも思いますが、

AIでさえ将棋や囲碁などの限定された領域での活用で踏みとどまっていることを考えると時間がかかりそうですね。

 

 

2. ブロックチェーンが与えるインパクトについて

 

enterprisezine.jp

 

ブロックチェーン・エコノミクス』の著者 高木聡一郎さんのインタビュー記事。

 

 

こちらの本はKindleかペーパーバックのみでの販売。

アマゾンのレビューもなく、私も読んでいないので本についてはノーコメント。

 

経済学者なので経済学者としての視点からブロックチェーンについて語っている。

以下、気になった言葉のピックアップ。

 

 ブロックチェーンを利用すれば、権威ある大企業や中央銀行でなくても通貨を発行・運用できてしまうんですよ。もちろん通貨だけでなく、業務もより個人主体になっていく可能性があります。

 

ブロックチェーンがどんなものかについてのコメント。

 私としては、ユーザー目線でブロックチェーンができることに着目し、「インターネット上で価値を交換するためのインフラ技術」と考えています。

 

ブロックチェーンによる変化についてのコメント。

 いったん登録された情報の信頼性を組織に依存させず、アルゴリズムに担保させることができるようになる

 

一般生活者にとってブロックチェーンはどういう影響があるかについてのコメント。

 現状ではビットコインでの決済をどれくらいの人が利用するのかわかりませんが、仮に普及していったとき、利用者がブロックチェーンであることをどの程度意識するのかはおもしろいテーマになりそうです。

 おそらく「みんなが使っているから使おう」という感じになりそうですが、そこに至るにはアーリーアダプタービットコインを信頼できるものか吟味する結果次第でしょう。

 

ビットコインブロックチェーンによって安全性が確保されて、匿名性も確保されている、と知っている人も少なからずいるが、その情報を知っている人も実際にソースコードを見て安全性について吟味する人はほとんどいない。

 

そもそもブロックチェーンがどうとか、そういうことは全く考えずに今買えば儲かるから!という理由で買っているだけの人がほとんどだと思う。

 

結局はアーリーアダプターが流れを作って、周りがなんとなく信用して利用できるかどうか。そこが今後のブロックチェーンや仮想通貨が流行っていくかどうかの重要なポイントなのかもしれない。

 

 

3.ブロックチェーンの今後のユースケースをまとめた「パターンブック」

 

日立がブロックチェーンが今後どのようなユースケースで活用できそうか、ということを11のパターンにまとめた「パターンブック」を無償公開した。

 

www.hitachi.co.jp

 

11のパターンの中で気になったのは

 

#04 異なる価値を混在させた価値交換

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#08 一時的な与信

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#10 コミュニティ与信

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この3つ。

 

「与信」という言葉を見て、お金2.0で書かれたいた「評価経済」を思い出した。

 

 

今後は今まで見えないもの、数字には置き換えたり、他人に譲渡したり、共有したりすることが難しかった「評価」であったり、「信用」などをブロックチェーンによって見える化・シェア・譲渡・売買できるようになる。

 

そのため、自分のお金以外の何を売買できるのか、といったことを考えてみるのも面白いかも。

または、今までは売買できなかった何かを取引きできるプラットフォームは作れないか、と検討してみるのも面白そう。

 

よい具体例が時間を売買できるタイムバンク。

timebank.jp

 

 

かなり強引だが、ブロックチェーンとAIを組み合わせたサービスが登場したらかなりインパクトのあるものになりそう。

 

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